築後68年、昭和中期に建てられたこの伝統⼯法に基づく建物は、⼤変良い状態で管理されており、建具などの開閉困難な箇所も少なく、柱などの傾斜もほぼ⾒受けられません。堅牢な構造ゆえのことであると判断されます。古⺠家ならではの味わいが有る建物でまだまだ使⽤可能であり、近年建築される⺠家には⾒られない堅固な構造体は今⽇では簡単に⼊⼿できない材⽊も使⽤されています。古⺠家である建物を継承することは、地域⽂化・歴史の継承にも繋がりますので、⼤切に⻑く住み継いでいただきたいと思います。

鑑定金額は1163万円ですが、その他(土地・蔵・小屋)を含めて売却致します。希望金額は3000万円です。

【面積】
567.65㎡(171.71 坪)※母屋部分 
186.92㎡(56.54 坪) ※作業小屋・蔵部分


【構造等】
蔵  種類:倉庫 構造:木造瓦葺2階建 築年:不詳 床面積:39.74 ㎡※実測 
小屋 種類:倉庫 構造:木造瓦葺2階建 築年:不詳 床面積:57.96 ㎡※実測

こちらを含めて売却希望です。



外部について屋根に⾬漏り跡や外壁の北⾯・東⾯に⼀部劣化が⾒受けられます。早急な補修の必要はないと判断いたしますが、⻑く住み続けるには全体の計画的なメンテナンスが必要であると思われます。古⺠家のメンテナンスには、在来⼯法にはない技能が必要です。伝統再築⼠に相談されることをお勧めいたします。