418002 [福井] 粋を凝らした数寄屋風古民家
当物件は築後65年を経ている建物であるが、建具の開閉の困難な箇所が少なく、柱に傾斜が見らません。堅牢な構造ゆえの事と判断されます。
土縁の梁は46尺はあり、秋田杉の一本物であるが、相当の値打ち物であります。また、和室の柱鴨居等の造作材等も目の細かさ美しさから秋田杉だと思われます。 その他、各所に見られる手の込んだ細工、遊び心溢れるデザインの建具、縁側の建具に納まる大判の波打ちガラスもこの住宅の値打ちの一つに数えらます。
現段階で、住まうのに全く支障ありませんが、今後一部外壁と内部床や建具で補修することをお勧めします。
4年前に1200万をかけLDKに床暖房を施したり水回りや寝室のリフォームをしており、すぐにでも快適に住むことができます。モダンさとレトロさな風情を兼ね備えた古民家です。
敷地の東側には、南北に長い本屋(当物件)と物置(木造瓦葺平屋建20.99㎡)、敷地北側には蔵(土蔵瓦葺2階建て62.93㎡)が、本格的日本庭園の周囲に配置されています。鑑定価格には土地(約260坪)、小屋、土蔵及び庭を合わせて約1千万円程は含まれていませんが、価格においては全体でと考え、応相談させて頂きます。
越前市五分市町はこんなところです
福井県越前市は人口83,051人の福井県第二の市である。
当地は越前市の中心部より車で15分ほどの地で、北陸自動車道の武生インターより5分ほどでアクセスのいい地区である。
当地味間野地区は歴史の町である。
万葉集に詠まれた恋の歌をテーマとする万葉の里味真野苑と万葉館及び隣接する万葉菊花園があり、万葉の里味真野の拠点となっています。
また、五分市本山「毫攝寺」、城福寺や小丸城跡などの観光資源があります。これらの地点にポケットパークとして万葉歌碑を設置し、「小奈良」ともいえるこの地域全体を万葉の里と位置づけてきました。
当家の近くには、徒歩1分のところに樹齢140年以上の桜で有名な味間野小学校や、平家ゆかりの国名勝 成福寺など歴史の建物が多くある。
この物件を鑑定いたしました古民家鑑定士を紹介します。
田中 諭美 (Yumi Tanaka)
●主な資格
一級建築士
古民家鑑定士1級
木造住宅耐震診断士
インテリアコーディネーター
愛犬家住宅コーディネーター
●事務所名
建築設計事務所 la・planta
posted by 一般社団法人古民家再生協会福井