当物件は築後65年を経ている建物であるが、建具の開閉の困難な箇所が少なく、柱に傾斜が見らません。堅牢な構造ゆえの事と判断されます。

土縁の梁は46尺はあり、秋田杉の一本物であるが、相当の値打ち物であります。また、和室の柱鴨居等の造作材等も目の細かさ美しさから秋田杉だと思われます。 その他、各所に見られる手の込んだ細工、遊び心溢れるデザインの建具、縁側の建具に納まる大判の波打ちガラスもこの住宅の値打ちの一つに数えらます。

現段階で、住まうのに全く支障ありませんが、今後一部外壁と内部床や建具で補修することをお勧めします。

4年前に1200万をかけLDKに床暖房を施したり水回りや寝室のリフォームをしており、すぐにでも快適に住むことができます。モダンさとレトロさな風情を兼ね備えた古民家です。

敷地の東側には、南北に長い本屋(当物件)と物置(木造瓦葺平屋建20.99㎡)、敷地北側には蔵(土蔵瓦葺2階建て62.93㎡)が、本格的日本庭園の周囲に配置されています。鑑定価格には土地(約260坪)、小屋、土蔵及び庭を合わせて約1千万円程は含まれていませんが、価格においては全体でと考え、応相談させて頂きます。