鹿児島の地で、古民家に出会い新しい人生をスタートさせた人がいます。
京うどん 彌藏を営む、店主の浅田さんです。

お寄せいただいた手記とともに、店舗に生まれ変わった古民家をご覧ください。

 

古民家を店舗へ

私は京都に生まれ、独立を夢見て京の割烹で修業を積んでまいりました。

数年を経て、いよいよ夢の実現に向け動き出そうと思い立ち、まずは西に向かうことに決めました。

今までと全く環境の違う九州にたどりつき、長崎、熊本、宮崎、鹿児島で色んな人と出会う中で、出会う人全員が優しく親切にしてくれた鹿児島で人生の再スタートを切ることにしました。

再築前の建物

古民家との出会い
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以前から古民家に興味があり、店舗付き住宅に改修できればいいなと思っていましたが、なかなか物件を見つけられず、そんな折、鹿児島で知り合ったバイク仲間に相談したところ、紹介されたのが大城さんでした。

ここから、運命の出会いが始まったように思います!

初対面でしたけど、昔からの友人にあったような感覚でした。

早速、古民家の物件を案内して頂くことになり、その車中で建物の概要を説明してくださいました。

「古民家の鑑定済みの建物で、詳しくはネットで確認してください」とのことでしたので、すぐに「古民家住まいる」を拝見すると掲載されていて、ここまで古民家を詳しく分析しているのにびっくりしたと同時にこの建物を実際に目にして心が動き始めました。

→ そのときの掲載情報はこちらのページをご覧ください。

古民家解体

とりあえず、改修計画と予算を作ってもらい、減築し再生することでどうにか予算内に収まり、売主との交渉の末、土地と建物を購入することが出来ました。

大城さんから改修案を幾度か作ってもらい、工事が始まることになりました。

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古民家再築

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図面上は分かっているつもりでしたけど、どのように変わるのかちょっと不安もありましたが、大城さんの経験と熱意を感じすごく楽しみになってきました!

現場は大変そうでしたけど、大城さんと職人さんたちの息のあったチームワークと信頼の絆を間近で見ていると、自分も一緒にモノづくりをしてみたくなりました。

古民家と出会って

どんどん出来上がっていく中で、改めて古いものが持つ存在感と奥深さを痛感し言葉には出来ない喜びが溢れてきました。

人とのご縁が古民家に繋がり、夢を形にできたことに心から感謝したいと思います。

文・京うどん 彌藏 店主 浅田さん

 

リフォーム後の店舗をご覧ください。

 

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人をもてなす暖かな灯りのともる店舗に生まれ変わりました。

店舗外観(夜)
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外観001-11

店舗内廊下001-9

店舗玄関001-13

建具の風合いもそのままに001-14

この事例は、古民家住まいるで紹介した古民家を再築したものです。そのときの物件情報はこちらです。

 

施工監修

監修全国古民家再生協会鹿児島第一支部
住所鹿児島県日置市伊集院町麦生田768-163

依頼主情報

京うどん 彌藏
鹿児島県