入り口にカーブを描く大きな梁が古民家好きを誘います。中に入ると、目に飛び込むのは3部屋に渡り続く重厚な踏み天井。格子天井かのように大きな材で支え組まれた天井はなんとも贅沢です。
もともと藁葺き屋根だった築100年を越すこの古民家は、地元の大工さんと地域の皆さんの手で合掌造りの入母屋瓦屋根に葺き替えられました。棟木には工事の履歴が残っています。2階に上がると改修された小屋組みがみられ、この家の歴史と職人の苦労を感じられる建物です。
この辺りの集落は、同じ大工さんに建てられたようで、どの家も馴染みのある昔ながらの村並みで落ち着きます。周囲を山々に囲まれ自然豊かな場所で、夏でも室内は快適な温度が保たれていました。正面から建物をみると、横に長い長方形の建物で「静かで広々とした生活」に最適な住環境が整っています。


空き家になっているのが惜しい希少な材です。
2階は、洋室仕様の2部屋に模様替えされています。