山形県の北西部、庄内平野のほぼ中央に位置する三川町は、町の中央を流れる3つの川の恵みにより全国有数の穀倉地帯でもあります。町の花である菜の花は田植えが終わった田んぼに春の陽射しをうけて咲き誇り、田園の町三川に一面黄色の美しい景色を見せてくれます。
そして三川町の南東部の集落に建つこの民家はもともとあった古民家の主屋にのちに増築されて現在の間取りになったものです。古民家の主屋は和室を中心とする部分で小屋組が表しになっているなど、古民家特有の趣が最も感じる部分でもあります。各所に使われている古材や建具など様々な利用のしかたが可能かと思われます。