山形市の西部に位置するこの地は、かつて長谷堂城の戦いにおいて最上軍と上杉軍が、激しい攻防戦を繰り広げた地でもあります。長谷堂城跡ふもとのこの歴史あるこの地には古民家が多く点在しております。築推定100年のこの住まいは土蔵と、珍しくRC造の前室で繋がっております。防火上の鉄扉も設置されています。茶の間、台所は内部のみ改修、もともと大きい主屋の周囲に部屋、水回り等が増築されていったものと思われます。広い和室は太い柱と差し鴨居等で構成され、各所に銘木が使用されております。ほぼ当時のままである和室と蔵座敷は広くて利用価値が高いので、大家族でも住むことが可能でしょう。古民家を愛する人にはお勧めです。