町の診療所として長きに渡って地域を地域を支えた瀧澤醫院の名残が随所に見て取られる建物である。一見してみると、ここが診療所であったとは思われないかもしれないが、玄関の表札や待合所であったであろう内外装は役目を終えて30年経過した今でも趣きを感じる部分も多い。客間に至っては非常に重厚な造りであり、格も感じられる。修繕する箇所はあるが現代風にアレンジして使用することもできる建物だと思われる。診療所用と住居用の2ヶ所の玄関があり、店舗付き住居の先駆けとも見れる。そのような歴史的背景、文化的観点からしても末永く地域住民に愛される存在であり、価値のある古民家である。