この家は、上杉鷹山公に仕えた米沢藩史でもある吉田綱富が享和3年(1803)に建築したものです。中門造り形式の旧武家屋敷の典型的な姿を示してくれるとともに、ほとんどの部分で建築当時の様子を見ることができる、歴史的にも貴重な古民家です。
 現在、持ち主の方は東京に在住であり、年に5~6回ほどメンテナンスを兼ね短絡的に移住しているので、非常に良好な状態を保っています。