涌谷町の閑静な地域に広大な敷地を持つ旧家の立派なお屋敷だと思います。
 母屋は茅葺を疑似瓦鉄板梱包にて防水やメンテナンスを容易にしようとする意図が感じられ母屋と東側増築部分(190.35㎡)に水廻や生活圏や農業を支える農機具倉庫があり、築100年を越える伝統構法による建築物(母屋)と筋違等の現行法による建築物とが混在している。(調査対象は母屋のみ)広い庭は当主が不在で手入れが行き届いてはいないのが現状ですが鬱蒼とした樹木や植木には目を惹かれます。
また、登記上”畑”も1.223坪あり、ご当主により代々受け継がれ丁寧に管理されてきたこの伝統的な農家建築と農業の礎となる”畑”は周辺環境も含めぜひ後世に町の活性化に利活用されることが出来たら残していきたい建物です。


茅葺きの特徴ある小屋組みがみられます。
方位はほぼ上部が真北になっており図面1は古民家エリアで小屋裏部屋(厨子2階)は当時、蚕部屋として営んでいたなごりとして平面図上部に位置している。東側の廊下は東側増築部分との接合部分となっており構造的にはこの位置を介し混構造のエクスパン部分となっており主な水回りは増築部分(図面2には増築部分を添付。)にありその接合部になっています。