三大文殊に数えられる山形県高畠町にある日本三大文殊の一つの亀岡文殊堂(大聖堂)に歩いて10分ほどのこのお宅は且つて米穀商であった。その名残の2階建ての堂々とした土蔵造りは街道沿いの顔となっている。重厚な土蔵金物の扉を開けると続きの10帖間が2室となっている。上段の間は書院付きの床の間、神棚の下に天袋、地袋に挟まれた違いは面白い構えで住時の繁栄を忍ばせる。二の間はシンプルな10帖間であり、総じて座敷周りは総杉材造りの品の良い造りになっている。階段を上った2階は23畳。垂木勾配で人の立てるほどの高さの倉庫蔵です。
蔵座敷を趣味の部屋としたり週末カフェなどへの転用も可能であり、工夫すれば生活環境も楽しめるはずです。若干、土蔵部分に補修すべきところがあるが相対的には痛みは少ないと感じる。蔵は建て替えられて20年足らずの二世帯住居につながり、水廻りもしっかりしていて直ぐに使える状態である。また、裏山では山菜が採れ楽しみながらの生活もおすすめです。