築90年以上の古民家です。今回前面道路拡幅に伴い解体することになりました。来春までの期限となっています。1階床面積だけでも87坪あり、全体移築ではなく広間とその周囲程度の移築をご提案します。
この古民家は、富山特有の「アヅマダチ」と呼ばれる造りで、特に広間は「枠の内」構造です。梁の両端を大黒柱で支えられた梁組で、差し鴨居と貫きで構成されています。2.5間四方で高さは11尺以上です。
柱以外はケヤキで大黒は7寸です。この四方は昔ながらの板戸やガラス戸の建具で仕切られています。この広間につながるのが玄関で、広い土間と勾配天井で広間につながっています。広間の奥には座敷があり、仏間と書院の床の間があります。富山では建て替え時にこの枠の内の再利用するケースが多かったのですが、今回は諸事情により再利用できないので主にこの部分の移築をご検討ください。

・アヅマダチの外観は、妻側に特徴があります。漆喰の壁が目につきます。・玄関は広い土間で勾配天井となり広間に接続しています・広間の奥には書院の床の間があります。障子もランマも手が込んでいます・広間の屋根裏は登り梁で組まれ、広い空間となっています
一部改築時の図面の為、改築しない部分が斜線となっておりみにくいかもしれません。玄関の上部の和室が広間です。