茨城県筑西市稲荷に建つ農家造りの古民家です。空き家になって40年余りが経ちましたが、まだ しっかりと建っています。築年数は定かではありませんが、おおよそ150年以上かと思われます。(調査中)北側部分の劣化が見られますが構造本体部分は(土台・束を除く)状態は良さそうです。屋根は草(藁)葺きの上に鋼板を覆被せてあります。外部は真壁の竹小舞下地の上、藁苆を練りこんだ土壁塗りの上に波トタン張りになっています。東側は波トタンが外れ?塗り壁が顕しになっています。建具は一部アルミサッシへ取り換えられています。内部は東側に厩(うまや)、そして土間があり、現在はありませんが、北東側に竈(かまど)の跡があります。北西の押入が解体?壊されていて柱土台が変形しています。取り換えが必要。梁は問題なし。移築時に土台と束は新規に交換。柱は北面、東面の柱は足元補修か交換が必要あり。梁・柱は、通常のサイズより太く大きい材が使用されており立派です。当時の財力ある当主が建てたことは間違いありません。現在、資材置き場となっており、廻りに有ったであろう長屋・蔵等は解体されて何もありません。今後、この古民家も解体されてしまいそうです。移築という形で後世に残したい建物です。