『古民家簡易鑑定』を依頼を受ける段階では”利活用”の可不可は本部の判断に委ねるつもりでおりました。実際、雨漏れが長く作用している状態でしたので自己判断は難しかったと思います。”利活用”可との見解をいただき『古民家鑑定』を実施することになったわけですが居室ではなく鑑定外ではありますが”野蒜石”の石造蔵が敷地内に存在感を示し全体を引き締めている様に感じられました。居室としての母屋は書院造の柱や長押などや天井材などはかなり吟味したものと感じ取れますが瓦の割れに依る雨漏れを早めに措置しておれば全体として価値の高いものになっていたと感じました。竪樋が途中で折れている箇所がありそれが原因で外部の柱や土台を腐食させ劣化を進行させているとみられる。蔵付の家屋は昔は珍しくなかったのでありますが今となってはその生活様式は一部保護されているものを除き徐々に解体され消滅していってしまう運命を辿るものだろうと思うと残念でなりません。現代風に利活用できる方策を探っていくのも一手かと思います。


前面道路は12m都市計画道路で立地的には恵まれているし商業的利活用の可能性は高いと思われる。